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作家椿 2017/04/07 公開 2018/02/02 20:07 更新
その顔を、覚えている……。かつて自殺した少女、「リリウム」の顔を。彼女はこう言い残し、自殺した。死にゆきながら、「私を呪ってくれ」と。
時が経ち、私、フェリシティ・ヘンダーソンは、日本のとある私立学校の教師として、今まさに手に職を付けている。違法な幻覚剤の力を借りながら。彼女が自殺したアパートで、まさに彼女が亡骸となっていった場所で眠りながら。
五月の連休も終わりになろうかというある日、私は教頭から、「極めてデリケートな悩み」を持った少女の相談にのってもらえないか、という話を受け取る。なんでも私、ヘンダーソン先生にこそ話したいことだという。木村朱音、16歳。十中八九色恋沙汰だろう。私が妖精と呼ばれる少女だった頃は、どうだったか……。
Kindleにて販売中の、そしてこのサイトでも公開中の、「猟奇的なマリア」の後日談にあたる作品です。続編とはなっているものの、これ一本でも楽しめるよう心がけているつもりです。
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