ヒューマンドラマ 短編

愛しい娘

ねこまんまときみどりのことり 2024/07/29 公開 2024/07/29 17:47 更新

あらすじ

「僕は美しい物が好きなんだ。どうせなら、美しい娘を産んでみないか?」

何を言っているのだろう、この人は。

美しいも何も、何人産んだとて、今まで生まれた子と大差なんて出ないだろうに。

そこに耳を疑う言葉が、私アニエスの上に降り注がれた。

「僕の精子と傾国と言われる女性の卵子を、人工受精させて君の子宮に戻すんだ。君が産めば君の子だし、僕の精子であれば我がイクセント家の子に違いはない。………産んでくれないかなぁ?」

悪びれもせずに笑顔で囁く、金髪碧眼の麗しい顔かんばせの夫ロビンソン。

私達には息子も二人いるし、娘も一人いる。

もう子供は必要ではない今、人工受精など無用の長物なのに。

彼はただ言外に、私以外の女の子が欲しいと言っているのだ。それも美しい子が欲しいと。

その夜、私は泣いた。

声を殺して泣いていた。

夫は私のことを好きだと思っていたのに…………

私はすごい美女とまではいかないが、富裕階級の娘としてはそこそこ綺麗だと自負している。



勿論青色髪で薄桃色である私が、夫の美貌に太刀打ちなどは烏滸おこがましく、結婚も家格のバランスでなったものだ。それでもこの家の嫁として、妻として、母として尽くして来たつもりだ。


それなのに…………


この日から私は、夫のことを嫌いになり始めた。



それでも夫に逆らうことは出来ず、彼の指示する産科の門を叩くのだった。

ポイント

総合ポイント 178
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 16089.9% ブクマ×2 1810.1%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

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7.62
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ブクマと評価ポイントの推移

10/26〜11/01(7日間)
ブクマ 9+0(7日間)
10 9 8 10/26 10/29 11/01
評価ポイント 160+0(7日間)
161 160 159 10/26 10/29 11/01

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/01 9 ±0 160 ±0
10/31 9 ±0 160 ±0
10/30 9 ±0 160 ±0
10/29 9 ±0 160 ±0
10/28 9 ±0 160 ±0
10/27 9 ±0 160 ±0
10/26 9 ±0 160 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

順位を読み込んでいます…