ポイント
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
読者の反応
- ブクマ
- 0
- 感想
- 0
- レビュー
- 0
- 評価者数
- 3
- 平均評価
- 8.67
- 週間読者
- 0
ブクマと評価ポイントの推移
日別の値
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
総合ランキングの推移
順位を読み込んでいます…
熾星 2026/06/05 公開 2026/06/05 16:21 更新
俺は底辺の無名漫画家。ブラック出版社のために、深夜、際どい成人漫画のクリンナップをこなして、かろうじて食い繋いでいる。
あの日、差出人不明の謎の黒い宅配便が届くまでは。中に入っていたのは、何の変哲もない銀色の万年筆一本。
俺の人生は、そいつに指先が触れた瞬間から、狂気の世界へと完全に転がり落ちていった。
気まぐれに描いたりんごは、翌朝、瑞々しい実を結んで枕元に転がっていた。
欲に駆られて描いた一千万円分の札束は、数日後、檻のような四畳半の木造アパートを完全に埋め尽くした。
一夜にして得た、莫大な富。六本木の夜、札束の雨、溺れるような快楽。
だが、それと引き換えに、俺の肉体はまるで何かを一本ずつ引き抜かれていくように、日に日に衰弱していった。
そして、あの豪雨の夜。
欲望に目が眩んだ俺は、高校時代からずっと画面越しに狂恋していた国民的アイドル――朝倉晴香の姿を、狂ったように原稿用紙に描き殴った。
翌朝、俺のベッドに横たわっていたのは、温かい恋人の奇跡ではなかった。
――異様なほど甘ったるい死臭を放つ、冷たく硬直した彼女の「死体」だった。
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
順位を読み込んでいます…