ローファンタジー 完結・全6話

霊を操る人たち

佐藤 歩 2025/06/02 公開 2025/06/21 17:34 更新

あらすじ

人は死ぬと肉体とともに魂も消滅する。稀に肉体から分離した魂が霊として残り、人に悪影響を及ぼすことがある。賀茂家の末裔と名乗る森川サクラは、本業はタレントなのだが、人知れず、霊の浄化活動をしていた。サクラの家系は、そんなことを平安時代から続けている。サクラの母親は十年前に惨殺され、その魂は消滅せず、悪霊並みのエネルギーとして残った。浄化することができず、賀茂神社で神として祀られることになった。しかし三年前、母親の霊を何者かに盗まれた。
 ある宗教団体の教祖が世間をザワつかせた。ジャーナリストの女性を呪いで殺したというニュースが流れたのだ。ネット上では、教団関係で病死した何名かの話題でも盛り上がっている。教祖の名は芦屋正太郎。芦屋は霊を身体に取り込み、人に移すことができる。サクラから見ても芦屋の霊能力は、間違いなく母親よりも上だった。
 心の病の治療を目的に教団へ訪れていた風間遼一は、取材で教団に来ていたサクラに声をかけられる。自覚していなかったが、遼一も芦屋と同様に霊を操ることができた。母親の霊を盗んだ犯人が芦屋だと思っているサクラは、遼一に協力してほしいとお願いをし、様々な活動をともにした。しかし遼一は芦屋を恩人と慕っていて、霊の操り方を芦屋から学んでいた。
 すべての犯人は、心療内科医の内村だった。

 遼一や芦屋のように、誰か正しい人に霊の操り方を教われば、間違った使い方をしなくて済む。しかしアクシデントで能力に目覚めた場合、人間は弱い生き物だから、内村のようになる確率が高いのだ。
 内村の罠に落ちた遼一を助けるために、サクラと芦屋は教団に急いだ。しかしサクラが母親の霊をすべて身体に取り込み、今度は完全体としての鬼になってしまった。

ポイント

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総合ランキングの推移

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