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uta 2026/08/02 公開 2026/08/02 20:00 更新
「虹の階段なんて“おとぎ話”を追う無能に、席はない」――冒険者ギルドをクビにされた霧島あかね。彼女だけが見える、空へと伸びる七色の光の階段。それは年々消えかけ、放置すれば魔力の巡りが崩れ、魔物が凶暴化する世界の危機の前兆だった。
誰にも信じられず、地味スキルと嘲笑われても、あかねは静かに覚悟を決める。前世の登山家としての知識と、遭難者を救えなかった後悔を胸に。「あなた方が“おとぎ話”と切り捨てたものを、私が本物にしてきます」
目指すは、誰も頂に立てなかった死の霊峰・七彩山。だが門を出た彼女を呼び止めたのは、王国最強と畏れられる「氷の騎士団長」アルヴィス。「君の報告書を、すべて読んだ。データは嘘をつかない」――五年間、誰にも見えなかった数字を、彼だけが信じていた。
ロープとアイゼン、前世の気象知識を武器に、あかねは天空へと逆襲する。消えかけた虹を架け直すため。そして世界には、色を失った“伝説の虹”がまだ六つ残されていた。
「なんだ。まだ、登る山が残ってるってことね」
無能と蔑まれた少女が、世界を救う「階段の管理人」として立ち上がる。前世の登山知識×異世界ファンタジー、爽快なざまぁと確かな絆の物語。さあ、次の空へ。
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