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常陸之介寛浩✪書籍・本能寺から始める信長との天下統一 2026/04/06 公開 2026/05/15 20:00 更新
あらすじ
就職にも人間関係にも微妙に失敗し、気まずい毎日を送っていた青年・新堂ユウトは、ある夜、どうにも説明しづらい事情で“ハンディタイプの電動マッサージ機”が入った紙袋を持って帰宅していた。
だがその途中、突如としてまばゆい光に飲み込まれ、目を覚ました先は剣と魔法の異世界。
しかも転移直後、魔物に襲われた拍子に紙袋の中身のスイッチが入ってしまう。
――その瞬間。
轟音なき震動が空気を裂き、魔物の牙を砕き、石壁に亀裂を走らせた。
異世界の人々は震撼する。
それは古代文明が遺した伝説級の失われた神器、**《震界の魔杖》**の再来だと。
違う。
断じて違う。
それはどう考えても、そういう目的でも流通している現代日本のハンディ電動マッサージ機である。
だが誰も信じない。
真面目な女騎士は敬意を込めて跪き、天才魔導士は「理論上ありえない」と震え、聖女は「その慈悲深き律動……神託にございます」と涙ぐみ、敵である魔王軍ですら「あの振動兵器だけは正面から相対するな」と恐れる始末。
本人の羞恥心をよそに、振動が魔力障壁を共鳴破壊し、呪いを解除し、魔剣の波長を狂わせ、ドラゴンの鱗すら内部から震わせることで、なぜか無双は本物。
さらに“神器の使い手”として王国の政争や宗教問題にまで巻き込まれていき――。
これは、絶対に説明したくない最強武器を手にしてしまった平凡な青年が、
勘違いと誤解と羞恥にまみれながら、
なぜか異世界の命運を握ってしまう、
最もバカバカしくて、最も気まずい異世界無双譚である。
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