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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
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雅龍(がりゅう) 2026/10/30 公開 2026/10/30 21:00 更新
雨の日、九歳の王子レオは、母の鉢の上にだけ雨を降らせた。術を消したあと、縁を青い光が走る。誰の本にも載っていない光だった。
変えるのは一度に一つ。皿を替え、消す順番を替え、皮肉屋の執事フェリクスが台の下で水音を数える。そうしてレオは、狙って「雷」を出した。
けれど、母を失った日は、どんな理屈でも取り戻せなかった。王冠はいらない。魔術を誰かの役に立つ理屈にまで磨き、いつか「水の賢者」の席に座る。
学園と迷宮で、雷で走って「止まる」剣を覚え、剣客、剣豪、剣聖、そして剣帝へと一段ずつ登っていく。
隣には、道を読む光の隊長セシリアと、窯の火で器を焼くアネット。二人はレオを待つだけの人ではなく、自分の仕事を持ち、自分で選ぶ。
一人で抱えていた王子が、「任せる」ことを覚えていく十二年。四つの剣流と、三人で選ぶ明日。母の雨の続きは、最後の雫が教えてくれる。
完結済み・全624話。
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