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鈴木涼 2026/10/11 公開 2026/10/11 19:05 更新
代々、稲荷神社の守り人を務める日之影家。その一人娘に生まれた宮子は、幼い頃に愛する家族を失い、引き取られた親族に邪険に扱われてきた。異能を持つ者が当主となり、その家の守る神社の守り人の役目を継ぐという習わしで、本家に生まれた宮子は最有力候補であったが、異能が目覚めなかったことで候補を外されてしまう。さらに宮子の周りで不運なことが重なったせいで、いつしか〝死神憑き〟と蔑まれるようになってしまった。
そんな親族から虐げられる日々を送る彼女のもとに、ある日縁談が舞い込んだ。同じように神社の守り人を務める名家・槙野塚家の長男、孝弥からの縁談だった。異能を持つ妹が槙野塚の次期当主に決まっていたが、周囲の女性がそれを許さず妹に危害を与えてくることに、孝弥は嫌気が差していた。そこで自身が日之影の婿に入り、邪な考えを持つ女性たちが妻の座を狙う状況を打破しようと考えた孝弥は、宮子に契約結婚を持ちかける。その提案を親族から離れるための好機であると感じた宮子は快く引き受けた。
愛も子も求めないという契約結婚であったが、宮子は自身を救い出してくれた孝弥に感謝する。そして自身も彼の妹を守ることに誓うのだが、宮子が妹を守ることで、彼の気持ちも変わっていき……?
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