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優耀 2026/09/24 公開 2026/10/15 15:39 更新
孤児として育ったハジメが選んだ進路は、宇宙軍だった。
理由は単純。働けば給料がもらえて、飯と寝床にも困らないから。
銀河を救う使命も、英雄になりたいという野望もない。
目標は、訓練を終えて一人前の軍人になること。
ただし、魔法も超能力も超科学も異常存在も実在する銀河では、「普通の軍人」になるために覚えることも普通ではなかった。
達人への第一歩としてラジオ体操を習い、多種族との食事や意思疎通を学び、宇宙船で幽霊を見つけても勝手に話しかけない。魔法には安全基準があり、正体不明のものを見つけても、とりあえず触らず専門家を呼ぶ。
妙に見えても、どれもこの銀河では必要なことだ。
ハジメは仲間たちと飯を食い、趣味のネットサーフィンで怪しい噂を眺め、よく分からない授業を受けながら、少しずつ宇宙軍での生活を覚えていく。
そのころ銀河のどこかでは、巨大宇宙生物が船のそばで休み、説明不能な異常現象が発生し、ときには世界の危機まで起きている。
もっとも、それを解決するのはハジメではない。
専門家が調べ、担当部署が対処して、だいたい一般人が気づく前になんとかなっている。
世界の危機?
たぶん担当部署がなんとかしてる。
これは、何でもありの銀河で、一人の宇宙軍訓練生が一人前を目指しながら暮らしていく日常の物語。
今日も銀河は平和である。
たぶん。
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