ヒューマンドラマ 短編

支店長が豚の大腸を表彰タスキにして私を晒し者にした結果、私は彼の直属上司になりました

熾星 2026/06/22 公開 2026/06/22 18:09 更新

あらすじ

年末表彰会の日、関東共栄銀行・新宿第三支店の会議室は、いつになく華やかに飾りつけられていた。入口から壇上まで赤いカーペットが敷かれ、壁には「年間優秀社員表彰会」と書かれた横断幕が掛けられている。支店の全社員は正装で席に着き、支店長の桐谷翔吾が自ら賞を授与するのを待っていた。
 最初のいくつかの賞が発表されると、会議室には絶えず拍手が響いた。
「橘莉奈、最優秀預金獲得賞!」
「杉本拓也、最優秀融資業務賞!」
 受賞者の首に表彰タスキが掛けられるたびに、客席からは拍手と歓声が上がり、口笛まで聞こえた。橘莉奈は封筒と最新型のスマートフォンを抱え、目を細めて笑っている。杉本拓也は賞品を掲げ、まるで支店の英雄にでもなったようだった。

 司会者が私の名前を読み上げた瞬間、場内の熱気はぴたりと止まった。
「佐倉真央……」
 司会者の声は明らかにそこで詰まった。彼は桐谷翔吾の顔を見た。続きを本当に口にしていいのか、判断に迷っているようだった。
 桐谷翔吾は苛立った様子で司会者からマイクを奪い取ると、壇上に立ち、冷たい笑みを浮かべた。
「佐倉真央。本年度のKPIはすべてゼロです」
「収益面、リスク面、個人営業、法人営業、どの評価項目から見ても、彼女は本支店における本年度最下位の社員です」

 そう言い終えると、彼はゆっくりとビニール手袋をはめた。
 食堂の田中さんが壇の脇に立ち、顔を青ざめさせながら、ビニール袋で何重にも包まれたものを差し出した。桐谷翔吾がそれを受け取り、袋を破った瞬間、鼻を突く生臭い悪臭が一気に広がった。
 それは、処理されていない豚の大腸だった。
 太く長く、表面には脂がぬらぬらと光り、汚れも十分には落とされていなかった。それが取り出された途端、壇に近い社員たちは慌てて鼻を押さえた。後ろの席からは、こらえきれない笑い声が漏れた。
 桐谷翔吾はその豚の大腸を、本物の表彰タスキのように掲げた。

「さあ、佐倉真央」
「今年の実績がゼロなら、君に一番ふさわしい表彰タスキを贈ってあげよう。しっかり反省材料にするといい」

 客席から、押し殺しきれない嘲笑が起こった。その豚の大腸が私の首に触れようとした瞬間、私は桐谷翔吾の手首をつかみ、その力を利用してひねり上げた。彼が痛みに口を開けた一瞬、私は一番太く、一番汚れの残った先端を、その口の中に押し込んだ。

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50 45 40 10/25 10/28 10/31

日別の値

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日付 ブクマ 評価P
10/31 1 ±0 50 ±0
10/30 1 ±0 50 ±0
10/29 1 ±0 50 +10
10/28 1 ±0 40 +2
10/27 1 ±0 38 ±0
10/26 1 ±0 38 ±0
10/25 1 ±0 38 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

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