宇宙 短編

張りぼて小惑星

津嶋朋靖 2014/08/21 公開 2014/08/21 00:31 更新

あらすじ

西暦二〇六五年。地球を隕石から守るためМDS(隕石防御システム)が作られていた。МDSに所属するレーザー砲衛星タケミカヅチの乗員、糸川(いとかわ)隼人(はやと)はある日、月面基地司令官に呼び出される。タケミカヅチが事業仕分けの対象となっているというのだ。そこで、実績を作るため、張りぼて隕石を用意するから、視察にくる議員の前でそれを撃てという指示だった。数日後、国会議員蓮田(はすだ)邦子(くにこ)がタケミカヅチにやってくる。ところが、蓮田には同行者がいた。隼人の幼馴染で宇宙生物学者の暁(あかつき)希美(のぞみ)だ。蓮田は月基地側が張りぼて隕石で自分を欺く事を予想しており、それを見破らせるために希美を連れてきたのだ。希美が相手では騙せないと思ったのだが、そこへ本物の隕石がやってくる。隼人は隕石にレーザーを撃つが隕石の表面だけが吹き飛ぶだけの効果しかなかった。それでも、隕石は軌道を変えて地球から離れていく。ところが五日後、その隕石が再び現れる。もう一度迎撃しようとしている隼人の元へ希美が駆けつけて迎撃をやめさせる。あの隕石から電波が出ている。隕石に偽装した宇宙船だったようだ。このままでは宇宙戦争になってしまう。希美は通信機を使ってコンタクトを試みるがうまく行かない。すると宇宙船は軌道を変えてタケミカヅチに接近してきた。衝突寸前まで近づいた小惑星はタケミカヅチに軽い接触をする。希美は唐突に相手の意図を理解した。これは宇宙船ではなく宇宙生物。ここへ来た目的は。
希美は隼人に砲撃を指示する。その生物は強力な電磁波をエネルギーにしていたのだ。タケミカヅチのレーザー砲を吸収した生物は宇宙へ帰って行く。
こうして、危機は去ったかに見えた。
しかし、数日後に生物は子供をつれてやってきた。
人類はとんでもないペットを抱える事になってしまったようだ。

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11/04 0 ±0 10 ±0
11/03 0 ±0 10 ±0
11/02 0 ±0 10 ±0
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