ハイファンタジー 連載中・全8話

46歳B級止まりで探索者を引退した俺、田舎で和食料理屋を始める。~昔の弟子たちが出世するたびに「師匠へ恩返しを」と訪ねてくるんだが・・・(お前ら、曇ってないよな?)~

座間あぜん 2026/10/29 公開 2026/10/30 21:33 更新

あらすじ

46歳。B級止まりの探索者だった俺は、これといった功績も残せないまま探索者を引退し、都会から離れた田舎で和食料理屋を始めた。毎朝だしを取り、魚をさばき、季節の料理を作る。派手さはないが、危険なダンジョンに潜ることも、誰かに認めてもらう必要もない。俺はようやく、自分の身の丈に合った静かな暮らしを手に入れたと思っていた。

ところがある日、昔の弟子が店を訪ねてくる。

若い頃に俺が面倒を見ていた弟子だったが、今では世界に名を轟かせる超一流の探索者になっていた。

「師匠、お久しぶりです。俺はまだ、師匠に何も返せていません」

いやいや。
お前はもう十分すぎるほど成功しただろ。

そう思う俺をよそに、その後も昔の弟子たちが次々と店を訪れるようになる。

世界を救った英雄。
5大ギルドの社長。
国を代表する探索者。
誰もが知っている有名人。

かつて俺が教えた弟子たちは、いつの間にか俺なんかでは到底届かない場所まで出世していた。

それなのに、彼らは口をそろえて言う。

「師匠への恩返しが、まだできていない」

俺には何もない。
46歳までB級止まり。
探索者として大成できなかった、ただの引退したおっさんだ。

だからこそ分からない。

なぜ、こいつらは今さら俺なんかを訪ねてくるんだ?

これは、何者にもなれなかった男が、田舎の小さな和食料理屋で静かに暮らしながら、昔の弟子たちから自分でも知らなかった「師匠」としての人生を教えられていく物語。

※カクヨムでも連載しています
https://kakuyomu.jp/works/2912051608002945447

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