ローファンタジー 完結・全32話

家系ラーメンが好きすぎて、擬人化してしまった!?

源三郎 2025/01/26 公開 2026/06/07 13:40 更新

あらすじ

# あらすじ

――ある夜、空っぽの丼に「ずっと一緒にいたい」と言った。それだけで、俺の人生は理不尽に濃くなった。

仕事に削られる三十手前の会社員。家系ラーメンは、しんどい一日をリセットする最後の砦だ。その夜も行きつけの「横浜家系 麺ノ家」で、空の丼に本音がこぼれた。「ずっと、お前と一緒にいられたらいいのにな」。すると店主が、ぼそっと言う。「食券は、もう切られた」――意味も分からず、帰って、寝て、起きた。

翌朝。台所に、俺のシャツを着た金髪ツインテールの女の子がいた。ワンルームは一晩で業務用の厨房に魔改造。「おはよう、ご主人様♡ 朝ごはんも家系ラーメン、硬め濃いめ多めだよ♡」。名前はメンちゃん。愛しすぎた家系ラーメンが、女の子の姿になって現れた存在らしい。理不尽だ。だが、可愛くて、うまい。

こうして朝も昼も夜もラーメンな理不尽同居が始まる。謎ルール「家系法度」は増え続け、機嫌が上がれば部屋は湯気で真っ白。会社ではニンニク臭がゲートに反応し、俺のツッコミはまるで追いつかない。

でも、笑ってばかりもいられなかった。ラーメン以外を食べた日、メンちゃんの指先が透ける。別の家系を「うまい」と思った瞬間、髪と目の色が変わる。消えるんじゃない、別のラーメンに上書きされていく。味噌、塩、豚骨――他のラーメン少女たちも現れ、告げる。「最後の一杯が近い」。食べ続ければ俺が壊れ、食べなければメンちゃんが消え、他の味を愛せば書き換えられる。どっちに転んでも詰む、理不尽の三択だ。

そして店主にもかつて、愛しすぎて消してしまった擬人化ラーメンがいた。その記憶のかけらが、今、メンちゃんに流れ込んでいる。

閉店前夜、ラーメン少女たちが全員の味を足してメンちゃんを救おうとする。彼女は安定した。けれど瞳は、名前のない混ざり色に。安定するけど、メンちゃんじゃなくなる。俺が選ぶべきは、無理して流し込む一杯でも、別モノに変える一杯でもない。本当に美味しくて、メンちゃんがメンちゃんのままでいられる、たった一杯だった。

全部飲み干さなくても、美味しかったことは消えない。濃くて、あまくて、少し苦くて、そこそこ命がけ。家系ラーメンに人生を乗っ取られた男の、理不尽すぎる擬人化ラブコメディ。

ポイント

総合ポイント 14
日間ポイント 0
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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/28〜11/03(7日間)
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1 0 10/28 10/31 11/03
評価ポイント 14+0(7日間)
15 14 13 10/28 10/31 11/03

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/03 0 ±0 14 ±0
11/02 0 ±0 14 ±0
11/01 0 ±0 14 ±0
10/31 0 ±0 14 ±0
10/30 0 ±0 14 ±0
10/29 0 ±0 14 ±0
10/28 0 ±0 14 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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