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井野中かわず 2026/03/29 公開 2026/05/29 21:10 更新
「このわたくしが、この周琳華が!!殿方にこうもけちょんけちょんに、完膚なきまで事実を突き付けられて馬鹿にされる日が来るなど……っ!!」
とある王朝のとある時期。
次期皇帝たる年頃の皇子のための正室、側室候補を決める『秀女選抜』が王宮殿内部で行われた。しばらくして仮の入宮と相成った上級貴族の娘、周琳華(20)は出くわす度に何かとチクチクとした冷たい言動を取る皇子付きの親衛隊長である張偉明(24)と日々、冷戦を繰り広げていたのだが――。
「親衛隊長様なんてこうして、こうよっ!!」
やり場の無い気持ちに周琳華は大人げ無く、胸に抱いた綿入りの枕をぎゅうぎゅうと締め上げてフラストレーションを発散させる。そんな彼女の胸の内には一つの重要な『密命』が官僚である父親から託されていた。そして琳華は言う。
「わたくしたち女人は誰かの捨て駒ではありません」
清く、正しく、スジが通らない事を厭う琳華の真っ直ぐな心にいつしか偉明は――。
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正統派中華後宮モノと見せかけたちょっと様子のおかしいハッピーエンドストーリーです。本編原稿は既に完結済み、約11万字となっております。
(ライトな表現の為に作中、カタカナ語を使用しています)
(他投稿サイトには改稿前の旧版が投稿済み)
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