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春戸 稲郎 2017/08/10 公開 2017/08/10 22:51 更新
CERVATOS(セルバトス)
あらすじ
染谷(そめや)義(よし)正(まさ)が思い出を呼び起こす。
十年以上前、大学を卒業した染谷は、私立のじか学園という山の中にある全寮制の小学校に教師として着任する。
担任として受け持ったクラスには、マリベル・エスコバルという、カリブ海に浮かぶ小さな島国の大統領の曾孫が、駐日外交官の娘として学籍を置いていた。
染谷はある週の土曜日の夜、学園の敷地内にある旧校舎で、マリベルがほかの児童たちと共に違法カジノを開いていることを知る。
客を集めて賭博をさせるマリベルたちに、染谷は道徳を説いてカジノ営業をやめさせようとするが、信念を持ってカジノを開くマリベルは彼の忠告に従わなかった。警察沙汰にしては子供たちの将来に悪影響が出ると考えた染谷は、当座説得を続けて見守ることにする。
カジノ〈セルバトス〉では、客を中心にトラブルが起こる。
どこからか紛れ込んだ香港マフィア、いがみ合うふたりの宗教家、賭博にのめりこむ少女漫画家、無理な注文をつけるマリベルの親戚、マナーを守らない酔っ払い。
果ては刑事やヤクザまでもがカジノ〈セルバトス〉を訪れてはマリベルたちを悩ませ、彼らは知恵と機転で難題を乗り越えていく。
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