歴史 連載中・全19話

鈴が鳴るたび戦国へ――滅びを選び続ける男と、それを許さない血の物語

宮緒葵 2026/07/02 公開 2026/07/18 12:00 更新

あらすじ

 先祖が滅びれば、自分は生まれない。

 波座透は、ごく普通の歴史好きな大学生だと思っている。
 八百比丘尼に命を助けられた(らしい)ことと、鎌倉以来の武家の末裔であること以外は。
 目標は健康で長生きすること。

 二年生の春。
 歴史文化研究会に現れた新入生・九条要は、群を抜いた容姿と才覚で注目を集める存在だった。

 ――そしてなぜか、要は透にだけ執着する。

 まるで、過去も未来もすべて知っているかのように。

 違和感を抱えたまま迎えたある日、透が階段から落ちかけた瞬間、八百比丘尼から授かった鈴が鳴る。
 気づけば要とともに、戦国時代にいた。

 そこで出会ったのは、自らの遠い先祖――波座又兵衛。

 武功を立て、名を上げることだけを望む、ごく真っ当な武士。
 だが彼はなぜか、選ぶ先々で「やがて滅びる家」に辿り着いてしまう。

 偶然にしては、あまりにも出来すぎた巡り合わせ。

 先祖が滅びれば、自分は生まれない。

 透は、歴史を変えることを選ぶ。
 だが戦国と現代を行き来する中で、透は気づいていく。
 要の言動が、“歴史を知る者”のそれではない。

 ――それはむしろ、
歴史そのものを生きた者の視線だった。

 なぜ要は、透に執着するのか。
 なぜあの日、鈴は鳴ったのか。

 やがて明らかになるのは、
過去と未来が閉じた、一つの円環。

 すでに歴史は、一度終わっている。

 それでも透は選ばなければならない。
 先祖を救い、自分の生を繋ぐのか。
 それとも――すべてを知る男の望む結末に、従うのか。

*本作は史実をもとに構成していますが、物語の性質上、一部に独自の解釈および創作を含みます。
*本作は他サイトにも掲載しています。

ポイント

総合ポイント 94
日間ポイント 0
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最高順位 [未取得]
評価ポイント 3840.4% ブクマ×2 5659.6%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/26〜11/01(7日間)
ブクマ 28+0(7日間)
29 28 27 10/26 10/29 11/01
評価ポイント 38+0(7日間)
39 38 37 10/26 10/29 11/01

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/01 28 ±0 38 ±0
10/31 28 ±0 38 ±0
10/30 28 ±0 38 ±0
10/29 28 ±0 38 ±0
10/28 28 ±0 38 ±0
10/27 28 ±0 38 ±0
10/26 28 ±0 38 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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