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風鈴 2026/07/01 公開 2026/08/27 17:00 更新
広い宇宙の中で旅をする者がいた。
「最初の目的地まであと___」
後方部から激しい音がした。
音がした方を振り向いても何も景色は変わらない。
しかし、瞬く間に視界は赤く染まり、耳に入る音は先程まで聞くことのなかった警告音が流れ始める。
『メインエンジンの損傷を確認。直ちに救命ポッドから脱出してください』
衝撃音の正体は、宇宙船に何らかの物体がとてつもない勢いで衝突したことによって発生したのだろう。
そして、運が悪いことにメインエンジンが設置されている場所は、構造上運航には必要不可欠な推進剤タンクなどが密集している。
そのため、周辺のパーツ諸共損傷はしているだろう
もしそうだというなら、この船の崩壊は免れない。
「もう少しで着くって言うのに、最悪のタイミングじゃねぇか…」
イラつきを隠せない声でそう呟き、足を速めながらコックピットを離れ、警告音の促す救命ポッドの方へ急いで向い始める。
道中も崩壊は続き、不運なことに自分はその崩壊に巻き込まれてしまう。
ー・ー・ー・ー・ー・ー
なぜこんなにも運命は残酷なのか。
不運は始まると、本人が立ち直るまで続く。
旅する者「エフィール・スーラン」は、この残酷な運命の始まりから旅の目的を達成することができるのか。
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