ハイファンタジー 短編

その王冠を手にする金の瞳は

かわもりかぐら 2026/06/06 公開 2026/06/06 08:00 更新

あらすじ

 最近、イグニス王国ではある盗賊がもっぱらの話題であった。
 機密情報には手を出さず、悪事のみを新聞社に告発するその盗賊は、《義賊》と呼ばれている。
 今回は誰が暴かれた。今度は誰が暴かれるのか。
 王都の人々は、そんな話題でもちきりであった。

 そんな《義賊》が世間を賑わせてから十年後。
 国立学院の生徒であるリッツガルド侯爵家嫡男、アウグストは、学院の敷地内にある図書館へと向かっていた。
 目的は図書館に収蔵されている本ではない。
 図書館の奥、ひと気のない書架の先に用があった。
 そこにはよく、目的の人物がいるからだ。

 その人物とはほとんど交流をしたことがない。
 これから彼へ依頼することは、彼にとって「どうでもよく」「面倒なこと」だろう。
 それでもアウグストは、リッツガルド侯爵家は、もう彼に頼ると決めた。
 それが今後、リッツガルド侯爵家の立場を決めることになったとしても。
 愛する妹を助けるため、アウグストと父である侯爵家当主は決めたのだ。

 緊張の面持ちで、震える手を抑えながら書架を覗き込む。
 書架の奥には大きな出窓があった。
 そこに腰掛けていた彼が、ゆっくりとアウグストの方を見る。

 ―― 彼の黒髪が光の加減によって七色に光り、金色の瞳がゆるりと猫のように弧を描いたのが見えて、息を呑む。

「どうしたの」

 彼ならばきっと。
 妹を救ってくれるはずだから。


※ 2万字程度の短編です
※ 三人称視点練習中
※ 一部人外✕人間(女)の表現あり

ポイント

総合ポイント 204
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 19294.1% ブクマ×2 125.9%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
6
感想
1
レビュー
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評価者数
21
平均評価
9.14
週間読者
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ブクマと評価ポイントの推移

10/24〜10/30(7日間)
ブクマ 6+0(7日間)
7 6 5 10/24 10/27 10/30
評価ポイント 192+0(7日間)
193 192 191 10/24 10/27 10/30

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/30 6 ±0 192 ±0
10/29 6 ±0 192 ±0
10/28 6 ±0 192 ±0
10/27 6 ±0 192 ±0
10/26 6 ±0 192 ±0
10/25 6 ±0 192 ±0
10/24 6 ±0 192 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

順位を読み込んでいます…