異世界恋愛 短編

婚約者がまた病弱な幼なじみのお見舞いへ行ったので、婚約式は私ひとりで終わらせました

本城オブリゲータ 2026/05/19 公開 2026/05/19 19:10 更新

あらすじ

婚約式の鐘が鳴るはずの時刻に、アリシアの婚約者になるはずだったディオンは、病弱な幼なじみセシリアの屋敷へ向かっていた。
理由はいつも同じ。

セシリアが不安がっている。
セシリアが泣いている。
セシリアには自分が必要だ。

正式な婚約は、今日の神殿式で成立する予定だった。
だからディオンは、まだ法的には婚約者ではない。
けれど王都では、もう二人は婚約者として扱われていた。

公爵令嬢アリシアは、これまで何度も待ってきた。
舞踏会も、観劇も、王妃殿下への挨拶も、両家の晩餐も。
そのたびにディオンは幼なじみを優先し、アリシアへこう言った。

「君なら分かってくれると思った」

そして婚約式当日。
彼はまた来なかった。
神殿には両家、立会神官、公証人、王家婚姻登録院の監督官まで揃っている。

アリシアは泣かなかった。
取り乱しもしなかった。
ただ、立会神官へ告げる。

「本日の婚約式は行いません。婚約不成立の確認をお願いいたします」

ディオンが戻ってきた時には、すべて終わっていた。

「君なら待っていてくれると思った」

そう言う彼へ、アリシアは微笑む。

「ええ。だから、今日まで待ちました」


これは、待つ女をやめた令嬢が、自分で婚約式を終わらせ、もう一度きちんと選ばれる物語。

ポイント

総合ポイント 22,864
日間ポイント 0
日間ランクイン 13
最高順位 5
評価ポイント 21,60894.5% ブクマ×2 1,2565.5%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

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ブクマと評価ポイントの推移

10/26〜11/01(7日間)
ブクマ 628+1(7日間)
629 628 627 626 10/26 10/29 11/01
評価ポイント 21,608+0(7日間)
21,609 21,608 21,607 10/26 10/29 11/01

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/01 628 ±0 21,608 ±0
10/31 628 ±0 21,608 ±0
10/30 628 +1 21,608 ±0
10/29 627 -1 21,608 ±0
10/28 628 ±0 21,608 ±0
10/27 628 +1 21,608 ±0
10/26 627 ±0 21,608 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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