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高瀬 理人 2026/08/21 公開 2026/09/21 10:20 更新
会社を辞めたばかりの無職、新城直人。
彼は昔から、会社を見ても、社会を見ても、国を見ても、世界を見ても、同じことを考えていた。
――もっと良くできるのに、なぜそのままにしておくんだろう。
そんなある夜、直人は奇妙な夢の中で問われる。
『お前なら、それができるというのか』
「少なくとも、今よりは良くできるんじゃない?」
『ならば、何があればできる』
「……モンゴル帝国一個くらい?」
翌日。
昨日まで何もなかった南太平洋に、巨大な陸地が出現した。
そして直人の前に現れた男は、彼に告げる。
「お迎えに上がりました、大ハーン」
三十歳の誕生日。
無職だった男は、モンゴル帝国を一個もらった。
ただし――現実は、都合よくできていない。
現代人だからといって、電気を作れるわけではない。
一千万人を超える帝国を、知識だけで近代化できるわけでもない。
日本政府も、世界各国も、直人の思い通りに動いてはくれない。
もし、あなたがモンゴル帝国の皇帝になったら――どうする?
今まで考えることしかできなかった男に、世界を動かせる力が与えられた。
現実の制約の中で、使えるものを使い、問題を一つずつ解いていく。
現代世界に突如現れたモンゴル帝国を手に、新城直人は世界の最適化を始める。
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