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白川桜蓮 2026/09/07 公開 2026/10/30 20:00 更新
雪の国を統治する雪代家の次女・桜来は、姉妹の中でただ一人、霊力を持たない。家族から「無能」と見なされてきた彼女は、薬草の知識で人々を治療し、役に立つことで自分の居場所を得ようとしていた。
ある日、国を守る結界の弱まりを食い止めるため、雪代家の娘を白狼神ハクへ生贄として捧げることが決まる。後継者である姉と、強い霊力を持つ妹の代わりに選ばれたのは、「失っても困らない娘」とされた桜来だった。
死を覚悟して白狼の神殿を訪れた桜来。だが、人間を襲う邪神と恐れられてきたハクは、彼女を食らうどころか冷たく拒絶する。
「人間が差し出した生贄などいらない」
やがて桜来は、ハクが災いの元凶ではない可能性と、雪の国に隠された真実に気づき始める。
傷ついたあやかしを救ったことをきっかけに、桜来は人間を信じないハクと共に、穢れた五つの神域を巡ることに。
家族に捨てられた娘と、人間に裏切られた守護神。
互いを拒み、警戒していた二人の距離は、共に危機を乗り越えるたび、少しずつ変わっていく。
これは、「役に立たなければ愛されない」と信じてきた女性が、生贄ではなく、白狼神のただ一人の花嫁として愛されるまでの物語。
【多言語展開のお知らせ】
本作は日本語版をマスター原稿とし、英語版・中国語(簡体字)版・韓国語版を制作しています。海外の読者にも届けるため、各言語版を海外の小説投稿サイトで順次公開します。
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