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白食 透不(元白崎透) 2025/03/08 公開 2025/10/03 23:10 更新
「魔法が使いたいな」
現代社会に唯一現存する神秘の結晶「超能力」
ある日突然、一人の少年を境に、地球は超能力者の世界になった。
高い身体能力。不老不死の肉体。個々人に発現する強力無比な固有能力。
そして太陽系にすら生存圏を拡大した人類は、現在窮地に立たされていた。
生物としてより優れた存在となった人類は、闇堕ちした始祖の超能力者によってあっという間に殲滅され、西暦2500年に地球を完全に破壊された。
彼は嘆いた。どうして救いようのないゴミしか世界には残っていないのか。
突き詰めれば人間の悪性というのは、何かを奪わなくては自己を保てないという生物の性によるもの。この宇宙に蔓延る絶対のルール「物理法則」こそが諸悪の根源だと少年は確信した。
もしも魔法があれば、無から有を生み出せれば、1を2に出来たなら……。
そんな淡い幻想を抱きつつも、決して叶わぬ夢物語と切り捨て、社会を滅ぼし「魔王」を僭称した超能力者の始祖は、800年の時を経て人工勇者に敗れた。
これは、勇者もどきに殺された「魔王」を名乗る超能力者が異世界に転生し、封印された邪神と邂逅して「ホモサピってマジゴミだよね〜」と盛り上がったり、人類の上位種たる「魔族」を率いて神殺ししたり人間を滅ぼしたりする物語である。
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