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トキノスミカ 2024/03/12 公開 2024/07/20 07:30 更新
マリーゼを出産した時に難産で母親のヴァネッサが亡くなった。
母親のいないマリーゼを父親のバランティノ男爵と兄のヨーク卿は、可愛がり甘やかして育てた。
しかし母親の実家から付いてきた侍女達は、マリーゼを生んだせいでヴァネッサが亡くなったと嫌がらせばかりしてくる。
「奥様はマリーゼ様を生んだせいで亡くなった」
「ヴァネッサ様が亡くなって、旦那様と坊っちゃんがどれほど悲しまれたか」
侍女達は日々、マリーゼに辛くあたった。けれど成長したマリーゼは、同じ嫌がらせを繰り返す侍女に仕返しをして、男爵家から追い出すことに成功した。
最後に侍女が残していった言葉が、マリーゼの心に刺のように突き刺さり続ける。
少し屈折して育ったマリーゼは、令嬢とは思えない行動に出る。
日々、街中を歩きネタを探しては暴露記事を書きお金を稼ぎまくっている。
そんなマリーゼを面白く思っていない謎の人物が現れる。ライバル誌のホットラブ暴露記事の記者である。
マリーゼの記事の批判から始まり、誘拐事件にも関わっている疑いがあるが、証拠がつかめない。
しかしそんな悪役令嬢として嫌われるマリーゼにも、味方がいた。
学生の身でありながら、金髪碧眼、ハンサムな男爵領の実業家の顔を持つ兄のヨーク卿。
そして黒髪を1本でしばる美形なマーティン(マリーゼ曰く背が高くて細身だと思っていたが、ある事件で抱き締められた時に、肩幅が逞しかった)は、伯爵の身分でありながらヨーク卿とは名前で呼び合う親しい友人。
マリーゼは2人に助けられながらも、アイデアと暴露記事を武器に、自分の足でしっかりと前に進んでいく。
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