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灯屋 いと 2026/05/10 公開 2026/05/14 17:30 更新
本編「きれいな手で」5年前。
13歳の氷室朔は、犯罪組織の情報インフラとして稼働している。世界中の機密を扱いながら、生活はコンビニ弁当とエナドリで完結する効率主義者。共感性はない。
ある冬、コンビニ前で公安警察官の堂島嶺(30歳)に声をかけられた。嶺は朔を協力者として工作したい。朔は嶺の身元を裏取りし、「使われる側」として取引に応じる。
週1のファミレスで、朔はクソデカパフェをもりもり食う。嶺はコーヒー一杯で朔を見ている。朔は次々と新しい甘いもの店をリサーチし、嶺に指定する。嶺は黙ってついていく。
二人の間に積み重なる接触と、嶺の中で蓄積していくもの。朔は気づかない。気づくものを持っていない。
これは、共感性ゼロの13歳と、届かない感情を抱えた30歳の、取引関係の物語。
※愛が重いアンソロジー寄稿作品です。
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