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東曌 2026/10/19 公開 2026/10/19 20:42 更新
『エルザとガブリエル、ふたりの天賦の才』【あらすじ】
ひとりは、芸術と学問に囲まれたローマの家庭に生まれた少女。
もうひとりは、貧困と喪失のなかで、自らの生きる道を探したフランスの少女。
エルザ・スキャパレリと、ガブリエル・シャネル。
やがて二十世紀のファッション史を変えるふたりは、まったく異なる人生から出発した。
エルザにとって、服は芸術だった。大胆な色彩と奇抜な発想で、衣服を想像力の舞台へと変えていく。
ガブリエルにとって、服は女性が社会を生きるための力でもあった。身体を締めつける装いの常識に挑み、女性が自分らしく生きるための新しいスタイルを切り開いていく。
芸術としての服。生き方としての服。
異なる美意識を持つふたりは、それぞれの方法で時代に挑戦する。
サルバドール・ダリとの協働から生まれた、エルザのロブスターのドレス。シャネルの名を世界へ広めた香水、シャネル N°5。そして、ふたりの人生を大きく揺さぶる戦争の影。
これは、華やかな成功だけを描く物語ではない。
生まれ育った環境も、人生の傷も、世界の見方も異なるふたりの女性が、自らの天賦の才を信じ、時代を変えていく歴史小説である。
そして、エルザが生み出した夢が、時代を越えて再び花開くまでの物語でもある。
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