ポイント
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
読者の反応
- ブクマ
- 3
- 感想
- 2
- レビュー
- 0
- 評価者数
- 5
- 平均評価
- 9.20
- 週間読者
- 0
ブクマと評価ポイントの推移
日別の値
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
総合ランキングの推移
順位を読み込んでいます…
MegumiS 2026/05/22 公開 2026/05/22 07:24 更新
「だって友達だもん!」
十歳の山羊農家の少年と、御殿付きの薬師の友情――。
朔夜はその日、具合の悪い父のことが心配で、子ヤギと遊んで気を紛らわせていた。そこに突然、声をかけてきた一人の男がいた。
その男は龍樹と名乗り、翡翠宮の薬師だと言った。
山羊の乳を分けてほしいと言うその人の笑った顔に、朔夜はあっという間に彼を好きになる。
龍樹は薬草を持っていた。薬を買う金もない朔夜の家で、夢みたいに綺麗な手つきで父ちゃんの傷を手当てし、かまどに火を入れて、山羊の乳を温めてくれた。
その温かさと甘さが胸に広がった瞬間、母ちゃんが亡くなってから初めて感じた何かに、朔夜はぽろりと涙をこぼした。
しかしその夜、父ちゃんの熱が上がった。龍樹が預けていった通行証を握りしめ、朔夜は小雨の中を翡翠宮まで一時間、走って走って走った——母ちゃんがおやすみと言ったまま翌朝起きなかったことを、頭の中でぐるぐると思いながら。
"ものごとのはじまり"という意味の名前を持つ少年・朔夜と、この街に来てまだ一年も経たない薬師の、友情のはじまりの一日を描いた和風ファンタジーの短編です。
Caita ハイファン生活部の部誌に寄稿した、身代わり姫とこじらせ神官の不器用な純愛(旧タイトル:身代わり姫と複雑王子 ー風雅の国ー)の番外編。こじらせ神官で複雑王子・玲が生まれる半年ほど前、龍樹23歳、朔夜10歳の頃のエピソードです。
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
順位を読み込んでいます…