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十余 はつみ 2025/04/29 公開 2025/05/06 11:10 更新
2024年ノベル大賞 第四次選考通過作品。
十三才の少女サーシャは、養父であるアルテリオ老師に師事し、治療魔術師になる日を夢見て修行している。素質を師匠に認められ、登竜門である診断魔術師の身分を国王より授与された。いつか天才と名高い師匠に近づくべく、サーシャは更なる研鑽を誓う。しかし師匠は二年前に持病で急死してしまう。師匠の遺産も、師匠が設立しサーシャと営んでいた治療院も、全て師匠の実子バームフォーが継いだ。外聞のためバームフォーは、身寄りも行き場もないサーシャを引き続き治療院に住まわせる。バームフォーも治療魔術師だが、サーシャの才能を妬みサーシャが治療魔術師になるのを妨害した。このためサーシャが治療魔術師になる道は途絶えてしまっている。師匠と住んだ治療院を離れられないサーシャは、師匠の記憶と教えを胸に、バームフォーの冷遇に耐えながら治療院の下働きをして暮らしている。ある日、治療院に届いた一通の手紙でサーシャは住み慣れた治療院を離れることに。それは、サーシャの生き方を大きく変えるきっかけだった。
怪我の治療に伴う流血表現があります。
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