異世界恋愛 完結・全11話

「役立たずの聖女」と婚約破棄された私、辺境では一日で五百人を救ってしまいました

カルラ 2026/05/16 公開 2026/05/17 23:20 更新

あらすじ

卒業式典の壇上で、婚約者である王太子アルノルトが高らかに宣言した。
「エレノア! お前との婚約を破棄する! 次代の聖女はリリアだ!」
割れんばかりの拍手の中、派手な光魔法を披露するリリアを見つめながら、侯爵令嬢エレノア・セレスティアはただ静かに立っていた。
怒りも、涙も、出なかった。
ただ少し——疲れた気持ちになっただけだ。
翌日、王家からの通達が届く。
辺境修道院への赴任命令。
要するに、厄介払いだった。
しかし辺境で待っていたのは、ボロボロの修道院と、病に倒れる孤児たち、汚染された井戸、枯れ果てた畑だった。
エレノアは派手な奇跡を使わない。
光の柱も、黄金の演出も、何もない。
ただ黙って、水を浄化し、土を癒し、傷を治し、パンを焼く。
「これくらい、普通のことです」
本人はそう思っている。
でも——数日で井戸が澄み、枯れた畑に芽が出て、病の子供たちが笑顔で走り回り始めた。
噂はたちまち広がった。
〝奇跡の修道女様〟が辺境にいる、と。
やがてエレノアのもとには、遠くの村からも病人が押し寄せ、戦争帰りで聖女を信じない辺境伯カイルでさえ、その目で見た現実に言葉を失う。
一方、王都では事態が悪化していた。
リリアが何度浄化しても、川の汚染が数日で戻る。
疫病が広がり、民が倒れていく。
そしてついに、アルノルトが辺境まで頭を下げに来る。
「戻ってきてくれ……!」
だがその時エレノアの周りには、元気に走り回る孤児たちがいた。
彼女を慕う民がいた。
そして静かに前へ出る、一人の辺境伯がいた。
地味で、光も出ない、役立たずと呼ばれた聖女の——本当の奇跡が、今始まる。

ポイント

総合ポイント 688
日間ポイント 0
日間ランクイン 1
最高順位 291
評価ポイント 58484.9% ブクマ×2 10415.1%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

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ブクマと評価ポイントの推移

10/25〜10/31(7日間)
ブクマ 52+0(7日間)
53 52 51 10/25 10/28 10/31
評価ポイント 584+0(7日間)
585 584 583 10/25 10/28 10/31

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/31 52 ±0 584 ±0
10/30 52 ±0 584 ±0
10/29 52 ±0 584 ±0
10/28 52 ±0 584 ±0
10/27 52 ±0 584 ±0
10/26 52 ±0 584 ±0
10/25 52 ±0 584 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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