異世界恋愛 短編

悪役令嬢、断罪されたので校閲します ~殿下、「満月の夜に毒を盛った」とありますが、その夜は新月でございます~

える・あーる 2026/08/21 公開 2026/08/21 18:00 更新

あらすじ

卒業を祝う夜会。王太子ヴィルヘルムは一通の告発文を高く掲げ、公爵令嬢エーディトに婚約破棄を言い渡した。罪状は、聖女候補への毒殺未遂をはじめ全五条。あわせて、王立文書院を預かる父の解任まで上奏するという。

だが、彼女は震えなかった。静かに進み出て、こう願い出る。

「口頭のお言葉と違い、文章は、あとに残ります。——原本を、拝見しても?」

前世の彼女は、出版社の校閲部で三十四年、赤を入れ続けた校閲者だった。日付は暦と突き合わせる。引用は原典に当たる。そして、嘘の文章には必ず癖が出ることを、誰よりも知っている。

煎じれば毒の消える毒草の紅茶。建国王が言っていない「御言葉」。読み上げられる罪状は、世界でいちばん疑り深い読者の前で、一条ずつ崩れていく。

やがて赤インクの先は、告発文を書いた「本当の手」へ——そして、この断罪の本当の狙いへと届く。

潔白の先で彼女を待つのは、袖にインクの染みをつけた無口な国史編纂官。彼が最後に差し出す、一枚の原稿とは。

ポイント

総合ポイント 1,354
日間ポイント 0
日間ランクイン 3
最高順位 249
評価ポイント 1,26493.4% ブクマ×2 906.6%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
45
感想
1
レビュー
0
評価者数
152
平均評価
8.32
週間読者
169

ブクマと評価ポイントの推移

10/27〜11/02(7日間)
ブクマ 45+2(7日間)
46 45 44 43 10/27 10/30 11/02
評価ポイント 1,264+50(7日間)
1,260 1,240 10/27 10/30 11/02

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/02 45 +1 1,264 ±0
11/01 44 ±0 1,264 ±0
10/31 44 ±0 1,264 ±0
10/30 44 ±0 1,264 ±0
10/29 44 ±0 1,264 +8
10/28 44 ±0 1,256 +26
10/27 44 +1 1,230 +16

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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