異世界恋愛 短編

「祝いの言葉など、誰が読んでも同じだろう」と婚約破棄されましたので、隣国の婚礼を祝います ~女神が来ない王都では、今年の結婚が一件も成立していないそうです~

アクア 2026/09/06 公開 2026/09/06 23:21 更新

あらすじ

「祝いの言葉など、誰が読んでも同じだろう。俺の婚礼は聖女に読ませる」

婚約者の王太子オーバンは、聖女フロリーヌの手を取って、そう言った。

私はリュシル、二十四歳。大神殿が一代に一人しか立てない〈祝い女〉で、六年間、王都の婚礼をすべて読み上げてきた。女神は、祝い女が読み上げた縁にしか来ない。女神が来なかった婚姻は、大陸のどの国でも夫婦と認められない。王太子は、それを昔話だと思っている。

「祈りなら私のほうが上手ですわ」
「では、隣国の婚礼を祝います」

北の国からは六年で十二通、祝い女を貸してほしいという願いが来ていた。王都が全部握り潰していたので、私が自分で受け取って、その日のうちに国境へ向かった。灯りを持って迎えに来たのは、十二通を全部自分で書いたという若い王だった。

北の丘の教会には、三年待った三十組の花嫁がいる。私が読み上げると、可愛いオカッパ少女の女神がケーキを持って現れて、大陸中の鐘が鳴った。同じ刻、王都の大聖堂では聖女が読み上げて、鐘は鳴らなかった。

「戻れ。聖女が読んでも、女神が来ないのだ」
「女神さまは、私が読み上げた縁にしか来ませんので」

三十一組目を、王が願い出た。祝い女の縁を読み上げる者は、この世に一人しかいない。

ポイント

総合ポイント 116
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 11094.8% ブクマ×2 65.2%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
3
感想
0
レビュー
0
評価者数
18
平均評価
6.11
週間読者
0

ブクマと評価ポイントの推移

10/28〜11/03(7日間)
ブクマ 3+0(7日間)
4 3 2 10/28 10/31 11/03
評価ポイント 110+0(7日間)
111 110 109 10/28 10/31 11/03

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/03 3 ±0 110 ±0
11/02 3 ±0 110 ±0
11/01 3 ±0 110 ±0
10/31 3 ±0 110 ±0
10/30 3 ±0 110 ±0
10/29 3 ±0 110 ±0
10/28 3 ±0 110 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

順位を読み込んでいます…