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真野真名 2026/03/22 公開 2026/04/08 12:00 更新
ある日、地球が進化した。
それは突然の終末でも、神の罰でもなかった。
白亜紀末の大絶滅も、人類の誕生も、文明の飛躍も——すべては地球が段階的に「クラスチェンジ」してきた痕跡だった。
そして今、第六次クラスチェンジが始まろうとしている。
高校二年生の橘 陽菜(たちばな ひな)は、幼い頃から「地球の夢」を見る少女。
恐竜が静かに大地へ額をつける夢。
氷河が呼吸する夢。
それをただの空想だと思い込んできた。
ある日、彼女のクラスに転校生・白瀬 蒼(しらせ あおい)が現れる。
彼は人間には聞こえない地球の“前兆音”を聴き取る特異体質——「聴器」の持ち主だった。
渡り鳥の異常行動。
空の色の変質。
動物たちの静かな変容。
それは滅亡の前触れか、それとも進化の予兆か。
地球物理学者・宇津木博士は告げる。
「人類は、恐竜と同じ立場に立っている」と。
地球の進化を止めようとする秘密組織“アルゴス”。
愛する人を失った過去を持つ男・霧島。
そして、変わり始める親友。
——変化は喪失か、それとも贈り物か。
地球の夢を見る少女と、地球の声を聴く少年。
ふたりが選んだのは、「止める」ことではなく「受け取る」ことだった。
世界が静かに次のページをめくる朝。
その隣に、君がいた。
これは終末の物語ではない。
進化の物語だ。
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