現実世界恋愛 完結・全75話

放課後のふたりごと 〜廃部寸前の放送部で始めた二人だけのラジオが、いつの間にか学校一の人気番組になっていた〜

Studio Yodaca 2026/02/23 公開 2026/04/22 07:00 更新

あらすじ

声が怖い僕らは、放送室で声を取り戻す。

放送室のドアを開けたら、夕日と、椅子が二脚と、静寂があった。

完璧だ。ここなら誰にも邪魔されない。

――そう思ったのは、一日だけの話だった。

翌日。同じドアを開けると、黒髪の少女が座っていた。
音羽澪。五月に転校してきた、教室ではほとんど喋らない女子生徒。

「月に一回、校内放送をすること。それが部の存続条件です」

顧問に突きつけられた条件のもと、俺たち二人はしぶしぶマイクの前に座る。話す内容なんかない。初回の放送は十五分間まるごと音楽だった。

でも、三人だけが聴いてくれていた。

お便りが届いた。週一の定期放送になった。番組名がついた。「放課後のふたりごと」。

不思議なことに、この部屋でだけは声が自然に出る。
防音の壁に守られた六畳の空間で、俺は音羽の声のトーンで感情が読めるようになった。嬉しいとき半音上がること。安心しているとき柔らかくなること。何かに蓋をしているとき、温度が消えること。

そして音羽は、俺の声をずっと聴いていた。

「真白くんの声が好きです。安心するんです」

――声が好き、と言われた。声が。

それ以上の意味は、たぶん、ない。たぶん。

中学時代、声を上げて誰かを傷つけた俺と。
中学時代、声が出なくなって誰かを失望させた彼女。

声が怖かった二人が、放送室で声を取り戻していく。
互いの声に救われながら、名前のつけられない感情が、少しずつ育っていく。

これは、ラジオの話であり。
声の話であり。
たぶん――いや、確実に、恋の話だ。

3月19日全話リメイクしました!一度読んでくれた方ももう一度読んでいただけると嬉しいです!

ポイント

総合ポイント 50
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 2040% ブクマ×2 3060%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
15
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1
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10.00
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ブクマと評価ポイントの推移

11/01〜11/07(7日間)
ブクマ 15+0(7日間)
16 15 14 11/01 11/04 11/07
評価ポイント 20+0(7日間)
21 20 19 11/01 11/04 11/07

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/07 15 ±0 20 ±0
11/06 15 ±0 20 ±0
11/05 15 ±0 20 ±0
11/04 15 ±0 20 ±0
11/03 15 ±0 20 ±0
11/02 15 ±0 20 ±0
11/01 15 ±0 20 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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