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Schuld 2026/03/20 公開 2026/08/01 21:03 更新
――貴方達は棄てられた。
何のためにではない。ただ棄てられた。
貴方たち自体を棄てることに意味はない。
新しいゲームを始めるため、机の上を片付けねばならなかった。
それだけのために、貴方達の世界は神々の机上から片付けられた。
しかし、ゴミは捨てれば足下が埋まる。
誰だって綺麗な部屋に住みたいものだ。
故に、ゴミを集めて回る役割が求められた。
その奇特な神は、自分の卓に世界を棄ていくことを他の神々に勧め、
カオスの坩堝を広げることで生計を立てることとした。
世界が終わっても人が終わる訳ではない。
貴方達は棄てられた世界の生き残り。
あるいは残骸の中で産声を上げた者達。
この世界は見捨てられた世界の寄せ集めだ。
廃棄場は、どこまでいってもゴミ捨て場だ。
最初から人が生きていくために作られたわけではないし、
ゴミに配慮する者なんていない。故に健全に生きていける土地ではない。
資源が足りないために新しく物を生み出すことは困難だ。
世界という巨大な生物に集るウジ虫の如く、その残滓を食んで生きる。
それがこの『世界を棄てる廃棄場』でのライフスタイル。
惨めだろう。辛いだろう。道は見えなかろう。
だが、生きていかねばならない。
何故ならそれこそが、命を持って生まれた者が、
自分達を棄てた世界に対してできる唯一の反逆だからだ。
終わった世界で踊ろう。人生は歌劇だ。このゴミ山の舞台で踊りきれ。
せめて、スポットライトからそっぽを向かれないように。
※当作品は夏のTable Game Fan Festa及び夏コミなどで頒布する予定の同名同人TRPGの販促小説となります。詳細は作者Twitter、及び作品名ハッシュタグでご確認ください。
カクヨム・ハーメルンでも並行連載しております。
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