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森野余白 2026/08/21 公開 2026/10/30 21:00 更新
10月14日 第一部完結済み
魔法が当たり前の異世界で、主人公は魔法を一つも使えない。
それでも彼が目を覚ましたのは、濃すぎる魔素によって人々から恐れられ、誰も奥まで足を踏み入れられない巨大森林――《忌地》の中心部だった。
前世の主人公は、生まれつき病弱な三十三歳の男だった。
山を歩いてみたい。
キャンプをしてみたい。
畑を作ってみたい。
自分の手で何かを作ってみたい。
やりたいことはいくらでもあったのに、その多くを叶えられないまま交通事故で命を落とした。
けれど次に目を覚ました時、彼は十八歳ほどの健康な身体を手に入れていた。
魔法もない。
特別な道具もない。
あるのは、前世で本やテレビから得た少しばかりの知識と、ようやく自由に動かせるようになった身体だけ。
まずは水を探す。
火を起こす。
雨を凌げる寝床を作る。
食べられるものを探す。
失敗しながら、試しながら。
昨日できなかったことを、今日は一つできるように。
そうして始まった一人きりの森暮らしに、やがて一匹の白い子犬が姿を現す。
そして少しずつ、人とのつながりも生まれていく。
これは世界を救う英雄の物語ではない。
国を興すための物語でもない。
前世でできなかったことを楽しみながら、誰も住めないと言われた森に、一つずつ「暮らせる場所」を作っていく。
一人の転生者と仲間たちの、のんびり異世界開拓譚。
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本作の世界観や登場人物、植物・生物、暮らしの道具などをまとめた公式大百科を公開しています。物語の進行に合わせて資料も随時追加しています。
【森野余白 公式サイト】
https://morino-yohaku.com/
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