ハイファンタジー 完結・全20話

影鏡のふたり

揮奨尋規 2026/11/07 公開 2026/11/07 12:47 更新

あらすじ

「自分は誰?」――手鏡に問うたび、十六歳の影浦耀司の身体は、少女・月代のものへと変わる。二卵性の双子として生まれるはずだった二人は、一つの身体を分け合って生きてきた。昼は陽の守護神・照真が、夜は陰の守護霊・月守が二人を見守り、守護者の力を借りれば、二人は自分の影を依り代にして並んで立つこともできる。
町制百周年の企画展で、二人は二十八年前の未解決事件の写真に出会う。殺された若い恋人たちの名に、なぜか胸が痛む。そして写真の片隅には、記録にない「三人目」の影があった。
口の悪い文鳥ピー助が首から下げた、小さな十字架。穏やかな大人たちが守り続けてきた沈黙。鏡と影が映す断片を、物証と証言でつなぎながら、二人は天網に隠された真実へ近づいていく。
四字熟語で紡ぐ全20話の幻想ミステリー。

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