ホラー 短編

拍手

朝吹龍一朗 2026/08/12 公開 2026/08/12 11:48 更新

あらすじ

 月に一度、小さな喫茶店で開かれる朗読会。怪談を読むため舞台に立った「私」は、客席に十二人の客がいることを確かめていた。しかし最初の作品を読み終えたとき、拍手の音が一人分多いことに気づく。二作目では、十二人の拍手に半拍遅れて重なる十三人目の音が聞こえ、三作目では、その音がはっきりと舞台袖から響いてくる。誰もいないはずの舞台袖を調べた私は、壁の鏡の中にだけ映る黒い服の男を見る。

 やがて最後の朗読で私が読み始めたのは、奇妙にも、今まさに起きている「十二人の客と十三人目の拍手」を描いた怪談だった。しかも原稿には、自分で書いた覚えのない続きがある。「十三人目は死者ではない。それは次に死ぬ人間だった」。朗読を終えても客席から拍手は起こらない。だが背後から、ぱち、ぱち、ぱち、と音が近づき、耳元で男が囁く。「次は、あなたの話を読んでください」。

 朗読会の予約客は、本当は十一人だった。そして黒い男は、最後に拍手をした者の隣へ移り、次の物語が読まれるのを待つ。もし誰も拍手していないのに隣から音が聞こえても、決して振り向いてはいけない。

ポイント

総合ポイント 6
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 6100% ブクマ×2 00%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

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ブクマと評価ポイントの推移

10/27〜11/02(7日間)
ブクマ 0+0(7日間)
1 0 10/27 10/30 11/02
評価ポイント 6+0(7日間)
7 6 5 10/27 10/30 11/02

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/02 0 ±0 6 ±0
11/01 0 ±0 6 ±0
10/31 0 ±0 6 ±0
10/30 0 ±0 6 ±0
10/29 0 ±0 6 ±0
10/28 0 ±0 6 ±0
10/27 0 ±0 6 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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