空想科学 連載中・全495話

アジャストメント・ヒーロー!

IDM_plus 2026/01/29 公開 2026/10/30 03:54 更新

あらすじ

新世代学術都市「新開市」は、都市構造に埋め込まれたハードウェアと端末網で現実とウェブを同期させる実験都市だったが、建設は六割で停止し、外縁には難民街と旧市街が違法に拡大している。それでも新開市は、世界的資源バイオ・オイル拠点として稼働し続け、インフラ維持を掲げる巨大組織“アライアンス”の思惑と企業の利権が渦巻く。
かつて新開市建設に携わった企業経営者・津田義弘は、世間から「会社を売った」と糾弾され、名誉会長として表舞台を降りた老人だ。だが彼は趣味として、戦車二両分のコストを持つサムライ・スーツと都市戦用ブレードで治安を守る“サムライ・ヒーロー”を続けていた。ある夜、銀行強盗が従来の安価改造ドローンではありえない凶悪な武装を投入したことで、義弘は犯罪の「火力の質」が変わったと気づく。彼はネットに頼らず、相棒の毒舌改造ウサギ・トミーと共に外縁へ足を運び、部材と物流の匂いを追い始める。
一方、都市最大の犯罪者“ゴースト”と恐れられる正体不明のハッカーの真の姿は、チェコ出身の16歳アリスだった。骨格のほぼ全てがコンピューター・ハードウェアに置換された“ネクロ・テック”の実験エージェントで、十人格に分割された処理能力を武器に都市システムを掌握する。しかしアリス自身は銃器と暴力の連鎖を嫌い、近頃の犯罪の凶悪化に動揺していた。自分の名を騙る“偽ゴースト(プロキシ)”が、武装ドローンの供給と回収を組み込んだ運用で街を煽り、背後には軍産と結びつくOCM社、さらにアライアンスの影がちらつく。
義弘は「斬る」より「調整して勝つ」戦い方で被害を最小化し、アリスは救助・工作特化の双子ドローンを使って現場を“生かす”ことで、互いに敵と見なされながら同じ黒幕へ近づいていく。正義と犯罪、世論と真実、インフラの名のもとに正当化される強権――未完成都市の裂け目で、老人の刃と少女の翼が交差するとき、“アジャストメント・ヒーロー”の戦いは都市そのものの未来を賭けた調整へ変わっていく。

ポイント

総合ポイント 28
日間ポイント 0
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最高順位 [未取得]
評価ポイント 2071.4% ブクマ×2 828.6%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

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ブクマと評価ポイントの推移

10/24〜10/30(7日間)
ブクマ 4+0(7日間)
5 4 3 10/24 10/27 10/30
評価ポイント 20+0(7日間)
21 20 19 10/24 10/27 10/30

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/30 4 ±0 20 ±0
10/29 4 ±0 20 ±0
10/28 4 ±0 20 ±0
10/27 4 ±0 20 ±0
10/26 4 ±0 20 ±0
10/25 4 ±0 20 ±0
10/24 4 ±0 20 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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