異世界恋愛 短編

口が悪くて聖女を解任されましたが、水は"心の声"しか聞かないそうです

年商1億 2026/11/07 公開 2026/11/07 19:50 更新

あらすじ

「ジゼル・アルノー。口汚い聖女は、王太子妃にふさわしくない!」
王都の水を清める聖女ジゼルは、とにかく口が悪い。朝の祈りは「さっさと澄みな、この意地っ張り」。
とうとう婚約を破棄され、代わりに"天使の声"の侯爵令嬢が新しい聖女に選ばれた。

けれど新しい聖女が「ありがとう、愛しています」と語りかけると、聖泉は真っ黒に濁った。
「ったく。なに拗ねてんのさ」
ジゼルのひと言で、水面いっぱいに霜の花が咲く。

水が聞いているのは、口の言葉じゃない。心の声だ。
――だから、あの大聖堂で誰の心がいちばん濁っているのかも、水はとっくに知っている。

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