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十一屋 翠 2025/04/01 公開 2025/09/15 07:00 更新
転生の際にうっかり心配性な女神を母さんと呼んでしまった少年は、母性に目覚めた女神から最高級の加護である寵愛を授かる。
更にそれを見て面白がった他の神々も自分達を父や兄と呼べと寵愛を押し付けてゆく。
しかも何故か前世の記憶を残したままキオという子供に転生してしまう事に。
前世の平和ボケした価値観を持ってしまったキオは魔物が闊歩して文明も低い危険で不便な異世界の生活に絶望する。
「危険で遊びもない世界でどうしろってんだよー!」
唯一の楽しみと言えば前世ではなかった剣や魔法の鍛錬くらい。
そんなキオの憂鬱な日々は、運命の少女達を助けた時から動き出す。
「キオは私の騎士様だよ!」
「キオさん、騎士になりませんか?」
「キオ様は私がお仕えする騎士様に間違いありません」
その言葉に目覚めたキオは決心する。
「そうだ! 騎士になって故郷の村の騎士になろう! ここなら魔物もたいして強くないし公務員だから比較的安全で将来も安泰だ!」
打算塗れの理由で安穏とした地方公務員ならぬ地方公務騎士となる事を決意するキオ。
だがキオは気付かなかった。彼に救われた少女達はキオを実力以上に評価し、更に彼を兄弟親子と認定した神々が彼を育てる為、日々に刺激どころか劇物を投与し続ける事に。
これは、安寧とした生活を求めて騎士を求める少年が英雄への道を全力で拒む物語である。
こちらの作品はカクヨムでも掲載しております。
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