異世界恋愛 短編

「女に港は任せられない」と灯台を追われました――王女殿下の船が、偽の灯へ向かっています

猫の飼い主 2026/09/07 公開 2026/09/07 20:00 更新

あらすじ

「西岬の灯を消して。あれは船を港ではなく、岩礁へ呼んでいます」
「女に港は任せられない。出ていけ、リーゼ。二度は言わない」
「船を出せば、救えるのか」

 先代港務長の娘リーゼは、父の晩年、潮見も入港指示もひとりで書いていた。だが父の死後、港湾評議会が選んだのは王都帰りの従兄。彼女は生まれ育った灯台を追われ、漁師の帳簿をつけて暮らしている。
 王女殿下の婚礼船を迎える霧の夜、閉鎖されたはずの西岬の灯台に、港とまったく同じ拍子の灯がともる。従兄が手柄を立てるために仕組んだ「救出劇」だった。けれど彼が使ったのは、防波堤が延びる前の古い訓練図。今の潮では、救難艇が着く前に船は岩礁へ流される。
 港の命令は出ない。それでも若い巡視艇の船長エリクは、リーゼの言葉ひとつで船を出す。
 霧の海で、リーゼは婚礼船と岩礁のあいだに船を入れ、非常信号を掲げた。陸の灯を信ずるな、我に続け――。
 港務長の正規の書状と、正反対の信号。どちらを信じるかを決めたのは、船首で角灯を掲げた王女自身だった。
「わたくしは、海へ出てきたほうを選びました」

 これは、港に捨てられた女が、港ではなく海の上の人々のために戻り、本物の灯をともすまでの物語。

ポイント

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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/27〜11/02(7日間)
ブクマ 2+0(7日間)
3 2 1 10/27 10/30 11/02
評価ポイント 32+0(7日間)
33 32 31 10/27 10/30 11/02

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/02 2 ±0 32 ±0
11/01 2 ±0 32 ±0
10/31 2 ±0 32 ±0
10/30 2 ±0 32 ±0
10/29 2 ±0 32 ±0
10/28 2 ±0 32 ±0
10/27 2 ±0 32 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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