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lilylibrary 2026/04/15 公開 2026/04/17 16:10 更新
追放されたのに弱くならないどころか、国のほうが困るタイプの主人公です。
魔法が知財で管理される帝国。特許審査官アレクシアは、宮廷魔導士長の新魔法を侵害判定で差し止めたことで、国家反逆の名目で国外追放される。
しかしそれは、帝国にとって最悪の判断だった。なぜなら火炎、障壁、照準補助、起動安定化など、軍用魔法の根幹を成す“基礎魔法特許群”の権利者は、ほかでもない彼女本人だったからだ。しかも帝国との包括ライセンス契約は、追放を理由に解除可能。残された猶予は三十日――大演習の前日まで。
刺客の魔法さえ「使用許諾はありますか?」の一言で止めるアレクシアの戦い方は、派手な無双ではなく合法的な封殺だ。自由都市に移った彼女は、元部下や古流魔法の里の協力を得ながら、帝国軍の無断使用を一つずつ論破する。やがて迎える大演習当日、帝国全軍の魔法陣は一斉に沈黙する。
国家を壊したいのではない。無断使用を止めるだけ。それなのに、誰よりも帝国を追い詰める。法で殴る女審査官が、今度は法を作る側へ進む逆転劇。
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