純文学 短編

チチノチ

白崎由宇 2026/05/10 公開 2026/05/10 04:24 更新

あらすじ

 第12回坊ちゃん文学賞佳作受賞作
 明美の父親は、彼女が二歳のときに家をでていった。父親はプロ野球選手だった。明美は、母親と自分を裏切った父親、父親が職業としていた野球をずっと嫌悪していた。家族以外で父親のことを知っているのは、親友の香織だけだった。
 ある日、同じクラスの藤瀬に、父親の過去を指摘される。動揺した明美は、藤瀬のことを叩いてしまう。母親にたしなめられ反省する明美だったが、次第に父親への興味がわいてくる。
 父親の影響で男性不信だった明美は、趣味の音楽がきっかけとなり、同じクラスの真中(まなか)と親しくなった。将来のことで悩みを打ち明けられた明美は、彼に恋心を抱くようになった。
 香織たちと毎年恒例の花火大会にでかけた明美は、昼に開催場所の運動公園の野球場で、ユニフォーム姿の真中を目の当たりにする。激しく狼狽する明美だったが、楽しそうにプレイする真中たちの姿を目にして、野球に対するイメージが変わった。その夜、藤瀬の父親があらわれ、明美の父親の活躍について熱く語った。
 明美はネットで父親の動画を探した。日本シリーズで強打者を三振にきってとる父親の動画を見つけ、何度も繰り返し再生した。その日の夜、母親は離婚の真相を語った。母親は、父親の弱い部分を受け入れることができなかったと悔恨した。封印していた過去をさらけだしたことで、母子の絆はさらに強まった。
 父親の住む地を訪れた明美は、そこで異母弟や再婚相手と出会う。再婚相手から、父親のその後をきいた。日本シリーズでの活躍後、父親は故障してしまう。故障は天罰だったと再婚相手は述懐するが、明美はこれを否定し、父親を支えてくれた再婚相手に感謝の思いを伝えた。
 父親が新しい家族とともに、貧しいながらも幸せに暮らしていることがわかった明美は、いまの幸せを乱してはならないと考え、父親と会うことをやめた。
 帰り道、背後から明美の名を呼ぶ男性があらわれた。明美は、父親への複雑な心境を吐露した。

ポイント

総合ポイント 20
日間ポイント 0
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最高順位 [未取得]
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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/24〜10/30(7日間)
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1 0 10/24 10/27 10/30
評価ポイント 20+0(7日間)
21 20 19 10/24 10/27 10/30

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/30 0 ±0 20 ±0
10/29 0 ±0 20 ±0
10/28 0 ±0 20 ±0
10/27 0 ±0 20 ±0
10/26 0 ±0 20 ±0
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10/24 0 ±0 20 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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