ローファンタジー 完結・全20話

ピアニスト玲子の奇跡

でこぽん 2020/01/19 公開 2020/01/19 15:01 更新

あらすじ

 18歳の白井玲子がピアノ演奏により奇跡を起こし、スラノバ国に長年続いている内戦を終了させる物語です。しかもその間、彼女は恋人の命を三度も救います。

 白井玲子はウィーンに住むピアニスト。彼女の演奏は観客を魅了する不思議な力を持ちます。
 ある日玲子は孤児のマリアと出会います。マリアは過去の記憶が無いが、未来が見える不思議な少女です。
 マリアの協力で玲子は、老女の認知症を治す奇跡を起こします。
 やがてスラノバ国から演奏依頼が届き、二人はスラノバ国へ赴きます。
 スラノバ国は、王国軍と革命軍とが戦闘中でした。
 玲子たちは戦闘に遭遇しますが、国連の医者である近藤から助けられます。近藤は、誰でも平等に治療し、国民から信頼されていました。
 やがて、マリアは、王妃が母であることがわかります。しかし、自分のことがおおやけになると皆が不幸になることも判り、玲子にも相談できずに一人で悩み苦しみます。
 そんな中、革命軍が中立地区で戦闘を企てます。革命軍の狙いは、内戦に反対する近藤の抹殺でした。
 玲子は、近藤の命を救うために人間の鎖で中立地区の病院を守るように国民に呼びかけます。玲子の懸命の努力の結果、王妃や革命軍司令官の妻たちが協力し、一万人の人間の鎖をつくることができました。さらに『平和の歌』を歌い、大切な人を守る気持ちを兵士たちの心に呼び起こします。
 その結果、戦闘は中止され、内戦は事実上の停戦となります。
 その後、玲子はマリアの過去を知ります。マリアは昔、雨乞いの生贄となり、亡くなったことになっていました。近藤は今年の生贄の子供を救うが瀕死となります。玲子が近藤を救い、近藤は命がけで雨乞い儀式がインチキであることを国王に説明します。その結果、国王は三百年続いていた雨乞いの生贄を廃止しました。
 さらにその後、山奥の農村へ出張診療をした近藤は、村の子供を毒蛇から守り、代わりに咬まれます。
 近藤へ血清を届ける為、マリアの姉のモナ王女は勇気を振り絞り革命軍と交渉します。モナ王女の命を懸けた説得の結果、近藤の命を救うべく、王国軍と革命軍が協力し、血清を送り届けます。
 近藤は一旦心臓が停止しますが、玲子の奇跡のピアノ演奏で蘇生します。そしてスラノバ国に平和が訪れます。
 玲子は帰国の際、近藤からキスをされ、ようやく二人は恋人として付き合い始めるのです。



ポイント

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