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いまっく 2026/11/07 公開 2026/11/07 09:20 更新
就活30連敗。履歴書に書けるのは「特技、アーチェリー」だけ。
美大4年の橘翔太が、陶芸室で謎の老人から預かったのは、鶴と亀が描かれた古い壺だった。手を入れて念じると、出てくるのは異世界の弓具。それも、どこを狙っても10点に中る、とんでもない弓だった。
壺の力を弱めた弓で、翔太は宿敵に勝ち、自宅で「異世界アーチェリーショップ」を開く。金髪の美人姉妹を店員に迎え、店は大繁盛。……のはずだった。
駅前に現れたライバル店。客を奪われた翔太は、壺の深いところに手を伸ばしてしまう。耳の奥で、幼い声がささやいた。
『楽してもいいんだよ?』
魔力に溺れる仲間たち。渋谷に集められた射手の群れ。すべてを失いかけた翔太は、金メダルを獲った日に弓を置いた伝説の男に弟子入りし、一から射を磨き直す。
だが今度は、父が消えた。壺の前に、靴と眼鏡だけを残して。誰にも読まれない小説を書いてきた父が、異世界で書いた物語。それが、現実の日本に怪獣を呼び出しはじめる。
楽して勝つ弓と、自分の腕で射つ弓。
崖っぷちの父子は、どちらを選ぶのか。
弓具店×競技アーチェリー×怪獣災害。笑えて、ちょっと泣ける、父と子の再生の物語。
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