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瑞城弥生 2021/03/04 公開 2021/03/05 00:19 更新
伊勢純也は、入学式の朝に商店街で柄の悪い男たちに襲われた。それを助けてくれたのは同じ中学の柏崎五月だった。純也は彼女に一目惚れしたが、学校で彼女を見つけることは出来なかった。級友である木村俊夫に誘われて入ったパソコン倶楽部で、純也は従兄弟の深田静香と再会する。純也の部屋で、五月の写真を見つけた静香は、五月に近づかないよう純也に忠告した。図書室に五月が現れると木村に教わった純也は、毎日図書室に通ったが、五月と会うことは出来なかった。
電算大会用のマシンの部品を買いにジャンクショップを訪れた純也は、瑞希と言う名の少女と出会う。店でバイトを始めた純也は、ついに五月に再会する。純也がバイトをしている時、必ず五月は現れた。しかし、静香にばれてバイトはクビになってしまう。隣町の展望台で純也は再び瑞希と出会い、五月が人ではないくサードフレームと呼ばれるコンピューターだと聞かされる。それでも、純也の想いは変わらなかった。
久しぶりに図書室に行った純也は、五月からの手紙を受け取った。手紙の指示通り店に向かった純也が見たのは、熊のような男と戦っている五月だった。彼女は緑色の光刀でその男を切り倒した。帰りに、純也は五月にキスをされた。試験の後、待ち合わせの場所に着くと、五月は血だらけだった。五月を家につれて帰り、着替えを済ませて出かけると、途中で静香が葵と純也を取り返しにやってきた。五月は葵に深手を負わされ、動きを止めた。見かねた瑞希は純也の記憶の一部を消した。静香は意識不明になっていた。
六年後、進学のため隣町に引っ越した純也は展望台で瑞希に会う。彼女は六年前と同じ十二歳のままだった。家に戻る途中で道に迷った純也は、細い路地で五月に出会う。その時消されたはずの記憶を思い出した。
第6回スーパーダッシュ小説新人賞応募作品
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