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牛熊 2025/11/06 公開 2026/02/13 13:40 更新
甄翠花(チェンツイファ)、16歳。
容姿は「中の上」。
特技は菓子作りと金勘定。
そんな少女が、槐帝国(ファイていこく)の後宮で妃に菓子を作る「甘味役」として雇われることになった。
動機は至って単純、金と権力者の伝手が必要だったのだ。
政変で職を失った父の復職と、夢を追う弟の将来のため、「婚期が遅れる」と嘆く父を振り切って後宮へと出仕する。
しかし、待っていたのは想像とは全く違っていた世界だった。
上司の槐耀(ファイ ヤオ)は微笑んでいるだけで金が取れる美丈夫だが、可愛げがなく大変胡散臭い。
何やら色々と企んでいるらしく、下手に余計なことを知れば命が危うい。
上司の指示に従って三夫人と呼ばれる皇后候補たちの元へ赴けば、妃たちは取り繕った笑顔で腹を探り合い、血眼になって隙あらば足を引っ張り合っていた。
後宮とはまさに蠱毒の壺だった。
上司と妃の無茶振りをこなしつつ、ツイファは三夫人が一同に介する茶会を手配する大仕事を任される。
腕の見せ所のはずが事件が起き、気がつけばツイファは殺人の容疑で拘束されていた。
「どう考えても怪しいのは私だ。これは不味い。非常に不味い!」
だが、望みを叶えるためには、無実の罪で処罰されるわけにはいかない。
身の潔白を証明し、事件の真相を解き明かそうと奔走する日々が始まった。
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注記
・ミステリーではなくライト系菓子作りエセ中華ファンタジーです
・作品の都合上、複数の年代の国や文化、制度、用語を混ぜ合わせています
・各種設定や作品中の元ネタが分かった方は、「ははあ、さてはあの時代のあの国だな」とニヤニヤしてください
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