純文学 短編

父と母がいなくなると、ひとりっこには与えられた家族がもういなくなってしまうのです

ほっこくのくわずいも 2020/09/26 公開 2022/02/20 12:17 更新

あらすじ

 母が亡くなったあと父が亡くなるまでの間に、大きなさみしさの予感に襲われることがたびたびありました。あー、わたしは、ひとりっこなのだと。父が亡くなれば、幼かったときからの家族はわたしを除きもう誰もいなくなってしまうのだと。
 そうした想いを、縁もゆかりもない店の窓から映る、老職人の静かで淡々とした手元を見つけると何故か落ち着けました。それが、なぜなのか、父が亡くなり三回忌を向かえる時間のたったいま、振り返るとわかるような気がしてきます。
 

 
 

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