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月森Ma_ya 2024/10/03 公開 2024/12/06 09:25 更新
全日本中学校バレーボール選手権。誰もがあの小さなボールを追いかけ、自陣のコートに落とさず、二人目の選手へと繋ぎ、スパイクの音を響かせていく。全国の頂点に立つために。誰も負けるために来たわけじゃない。勝つために。ただ、それだけを考えて試合へと臨んでいく。
ある年の準決勝。長野県代表の梓花(あずさばな)中学には今年注目のアタッカーがいた。全中に出るのは最後の年。中学三年生。その女子生徒は、梓花中学を優勝に導いていけるものだ、と周囲の人間たちは信じて疑わなかった。しかし、決勝を目の前にした準決勝の試合中に事故は起きた。事故だったのか、それとも今までの試合や練習による疲労の蓄積がここにきてあらわれたのかは分からない。ただ、はっきり言えることは、『今後、激しいスポーツをすることは不可能でしょう』という医師からの冷たく重い言葉だった。
そして高校へ。誰も自分のことを知らない地域へ。少しでもバレーボールというものに触れない地区で高校生活を。と考えていた女子生徒はバレー部入部希望の男子生徒たちと出会う。その出会いは広がり、とある男子生徒と出会うことによって彼女はもう一度、否、今度は全日本バレーボール高等学校選手権で優勝を味わうために再びバレーボールと向き合うことになるのだった。
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