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佐竹健 2021/01/06 公開 2021/09/15 12:07 更新
過去にいろいろとあったことで周囲と距離をとる高校1年生の東条誠は、入学早々同級生の九条明に付きまとわれる羽目に。
最初は邪険に扱う誠。だが、ゴールデンウィークに「一人の寂しさ」を味わってからは、明のことを気にかけるようになる。
寂しさを知った誠は、彼ももしかしたら同じことを感じているのかも、と感じ、話すのは少しの間だけならいいと決めた。
話すようになってからは、趣味嗜好が合うことがわかり、誠と明、そして明の幼なじみ青葉の三人は、学校生活を共にすることが多くなる。
彼との順風満帆な日々は、そう長くは続かなかった。
2年の夏休みに、明の両親が出てきたことにより、誠は明との縁を切られる羽目に。
そして明から明かされる、家族との関係。
誠と明は、それでも諦めることなく、先生や家族が見ていない場所で、秘密の付き合いを続けることにした。もちろん青葉も一緒に。
だが、2年の終わりに事件が起きた。誠が、青葉から告白されたのだ。
以来誠と青葉は付き合うことに。彼女との付き合いが増えると同時に、明との関係が希薄になってゆく。
3年の1学期。誠と青葉が付き合っているのを見た明は、失望してしまう。小さなときから心の奥底で思っていた人を、誠に取られてしまったからだ。
青葉との関係も、明との関係も壊したくない誠は、大いに悩む。
悩みに悩んだ末、誠は、「2人の縁を切ること」を選んだ。全ては3人の仲を壊さないために。
ひとりぼっちに戻った誠は、寂しさのあまり心を閉ざしてしまい、学校に行かなくなる。
引きこもる生活を続ける中、誠が思い出したのは、明や青葉との懐かしい記憶だった。
あのころに戻りたい。だけど、もう戻れない。
どうすればいいのか悩む誠。その目の前には、新しいノートとペンが置いてあった。
誠は湧き起こる感情に身を任せ、明と青葉との出会い、一緒に過ごした楽しい日々、そして彼らとの絶縁に至るまでの経緯を書き記したのだった。
(この作品はエブリスタとnote、pixivでも連載しています。そしてツイキャスで朗読、Youtubeでアーカイブを公開しています)
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