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相沢ほむら 2024/01/20 公開 2024/02/02 17:00 更新
「氷属性の北沢さんは鑑賞用」
そんな言葉が男子の間では飛び交っていた。北沢というのは北沢あかねという女子で、ことあるごとに氷属性な態度を振りまく。「あなたに興味はないかな、ごめんね」「私のことは放っておいて欲しいかな」とか。とにかく誰彼構わずそんな態度。
俺は喫茶室『ららら』の従業員である。その店の窓際の席に何やらパソコンの画面と向かい合っている北沢あかねの姿を発見する。彼女にパソコンでなにを書いていたのかを問いかけると、なんと小説を書いていたそうなのだ。ちなみに俺はプロ作家で、北沢から小説の師匠になってくれと頼まれる。俺はそれを承諾し、師匠になる。
「だ、誰にも言わないでくれるとありがたいんだけど……」どうやらこの秘密は俺たちだけの間で共有ってことらしい。「クラスのみんなに読んでもらって、私のこと知ってもらいたいんだ」というのが彼女の願いらしい。氷属性の北沢はどこへやら、彼女は笑顔だった。
後日のデートで、彼女からこんなことを聞く。「私、将来は小説家になりたいって考えてる」と。俺はその夢を応援してやりたいと思った。だがその夢は、彼女の父親によって反対される。「夢を見るのはやめなさいあかね。就職しなさい」と、彼女の父親は頑として認めてくれなかった。
小説家の夢を認めさせるには、小説の内容で納得させるしかないと考えた俺たちは、新たな作品に取りかかることにしたのだが…
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